一昔前は、布団のダニ対策と言えば、とにかく布団をおひさまに当てて干す!シーツや布団カバーをこまめに洗濯!といった感じでしたが、最近では、布団のダニ対策で「布団に掃除機をかける」というのがだいぶ浸透してきました。
布団に掃除機をかけるダニ対策が浸透したきっかけとなったのは、布団クリーナー「レイコップ」の登場ではないでしょうか?爆発的に売れましたよね。
その後、他のメーカーも布団用掃除機を作っていますが、現在では、レイコップとダイソンの掃除機が2トップで人気です。
布団クリーナー「レイコップ」の特徴
レイコップは主に以下の2つがセールスポイントの布団専用掃除機です。
- 「パワフルたたき」という機能で、布団をたたき、その時に出てきたハウスダスト(ダニの死骸やフン)を吸引
- UVランプを照射し、99.9%除菌・ウイルスを除去、ダニの動きを抑制
とにかくバカ売れしたレイコップ。メーカーHPにも、ものすごくすばらしい掃除機のように書かれています。
でも、最近では「レイコップには効果がない」と言われ始めています。
レイコップが登場した時に、画期的だったのは除菌できるUVランプ。
UVランプで布団が除菌できるんだー!それで、ダニの死骸やフンの除去できるなら、布団干ししなくても、清潔で快適!レイコップのHPでも「干すよりキレイ」とうたわれているので、それを信じてレイコップを購入した方も、たくさんいるのではないでしょうか。
けれど、実際のところ、UVランプでの殺菌効果は、1カ所につき1分ほど照射しないと効果は得られないと言われているんだそう。
しかも、UVランプを直接当てなければ、効果が出ないんだとか。布団は布で覆われていたり、カバーをかけていたりするので、効果が発揮できるのかは謎です。
確かに、私自身、ある皮膚病になった時に、皮膚科で紫外線照射をしてきましたが、下着類なども、全て脱ぎ、全裸になるように言われました。そして、5〜10分くらい、仰向けとうつぶせになって、照射したことがあります。
レイコップ、じゃあせめて、ハウスダスト(ダニの死骸やフンを含む)の吸引くらいはできてるんでしょ〜?って思うと、もちろん、吸引できていることはできていますが、その吸引パワーは特段強いわけでなく、思うほど吸引できていません。
「パワフルたたき」と言われている機能も、さほどパワフルでなく、人間が布団たたきで叩いた時のようなほこりは出てきません。
まあ、どっちみち強く叩けたとしても、現在では、布団たたきは布団を傷めるたけでよくない、と言われていますけどね。
ダイソンの布団クリーナーは?
もうひとつの人気布団クリーナーのダイソンはどうでしょうか?
ダイソンは強い吸引力が売りです。布団への掃除機がダニ対策の基本となっている今では、室内の掃除にだけではなく、ダニ対策のためにダイソンを買っている人はたくさんいます。
ちなみに、レイコップとダイソンの吸引力の比較が見られる動画があるのですが、こちらを見てしまうと、レイコップは買えなくなってしまうかも・・・
ぜひぜひ見ていただきたい動画です。↓
我が家ではダイソンを愛用中
子供が生まれてから、我が家ではダイソンを購入し、せっせと布団やソファ、じゅうたんへの掃除機を念入りに行っています。
初めて、ダイソンを布団やじゅうたんで使った時の衝撃はもう・・・
ほこりやチリがとれすぎてビックリしました!ゴミ受けの中に溜まっている謎の白い粉・・・
とっても、体に悪そうです。あれが、体内に入っていたかもしれないと思うとゾッとする。
我が家では、週末に掃除機をかけることができませんが、毎回謎の白い粉はとれます。
きっと、この中に、ホコリだけでなく、ダニの死骸や卵、糞なども含まれているんでしょうね。。。
もう、普通の掃除機には戻れません・・・
布団のダニ対策には、吸引力の強い掃除機を!
とにかく、布団のダニ対策には、吸引力の強い掃除機が有効です。
布団の奥深くに入ってしまっているダニの死骸や卵、フンを取り除く必要があります。また、ダニのえさとなるフケや皮膚、髪の毛の除去にも有効です。
しかし、ひとつ心に留めておいて欲しいことがあります。
吸引力の強いダイソンを使用しても、生きたダニはほとんど除去できないらしいので、あしからず・・・。
生きたダニは、表面にいるものであれば、コロコロが有効です。
表面いにる以外のダニについては、布団乾燥機やコインランドリー等の乾燥機で熱を加え、死滅させてから、掃除機等で除去してしまいましょう。
ダニの卵を掃除機で除去しても、掃除機のゴミの溜まる場所(紙パックだったり、ダストボックスだったり)をキレイにしておかないと、その中でダニの卵が孵化し、増殖してしまいます。そういった観点からすると、ダイソンはもちろん、レイコップも、すぐにゴミ捨てができるので、布団用掃除機として、向いているかもしれません。
紙パックを交換するタイプの掃除機だと、いっぱいになっていないのに、毎回紙パックを交換するのは、コストもかかってしまいますからね。